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ごあいさつ
当初は初代榎本源吾が和歌山から上京して商売を修得し、現在も社屋のある船松町(現中央区湊3丁目)に、店舗兼住宅と小さな倉庫を作り、明治20年(1887年)回漕問屋の榎本商店、屋号は熊野屋、後に木の国屋を開いたのが創業とされています。ファンネルマークは、この木をとって商標としたものです。
創業当時は紀州から東京へ運んでくる木材・木炭を主力に販売し、東京から紀州への帰り荷として日用品を積み込むのが仕事でしたが、次第に石油販売も手掛けるようになりました。
艀・倉庫も拡充していき、後に内航海運業を主な事業に据え今日に至っています。その間、石油缶の内航輸送を日本で初めて手掛けた他、積載効率の良い二層甲板船、小型内航船でのスチールハッチ採用、主機軸発電機搭載、艙内の完全ボックス化、視認性の高い船体色のアラートオレンジ採用など内航海運業界のパイオニア企業として様々なアイデアを採用してきました。そのうちいくつかは現在もスタンダードとして多くの内航船に採用されています。
一度に大量の貨物を輸送可能なことから環境に良いとされる内航船を軸に据え、時代とともに変わりゆく様々な輸送モードへの要望に応えるべく、シャーシやコンテナによる物流サービスも提供してまいりました。
これからも皆様のニーズに合わせて、安定して、安全な、安心して任せられる物流パートナーとして、お客様の信頼に応えて参ります。
創業以来130年に亘る皆様方のご支援とご愛顧に感謝いたしますとともに、これからも温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
社訓
大正12年(1923年)9月、関東地方を大きな地震が襲いました。周辺地域に甚大な被害をもたらした関東大震災。
火災により東京は焼け野原となります。当社家屋も商品も帳簿類も全て焼失し、二代目五郎は震災の混乱の中、息を引き取りました。
大学を中退し榎本商店を引き継いだ三代目史郎は、帳簿をもって債権の請求に上京した債権者から、かえって励まされます。
また、お互いにすべてを焼失した中で訪ねてくる債務者も現れます。
創業以来培われた信用という大きな遺産を受け継いだ瞬間でした。
弊社の社訓にはこの時の想いが込められています。
会社概要
会社名 | 株式会社榎本回漕店 |
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本店所在地 | 〒104-0043 東京都中央区湊三丁目18番17号 〉MAP TEL.03-3552-5201 FAX.03-3552-1247 |
代表者 | 代表取締役社長 榎本成男 |
創業 | 1887年(明治20年) |
設立 | 1947年(昭和22年) |
資本金 | 2,200万 |
事業内容 | 内航海運業 第一種貨物利用運送事業(内航・自動車) 第二種貨物利用運送事業(内航) 不動産賃貸業 |
取引銀行 | 芝信用金庫 日本橋支店 商工組合中央金庫 本店 日本政策金融公庫 東京支店 みずほ銀行 築地支店 三菱UFJ銀行 築地支店 りそな銀行 東京中央支店 |
主な取引先 | アヅマ・ロジテック株式会社 ENEOS株式会社 JFE物流株式会社 株式会社ダイトーコーポレーション 中越パルプ工業株式会社 長崎運送株式会社 日本オイルターミナル株式会社 |
沿革
1887年(明治20年)05月 | 榎本源吾(初代)が現在の本社所在地に回漕木材問屋、榎本商店を設立。 |
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1913年(大正02年)09月 | 榎本五郎(二代目)が家業を引き継ぎ回漕業に注力 |
1923年(大正12年)10月 | 榎本史郎(三代目)が家業を継ぎ商号を榎本回漕店とする 石油輸送、備長炭販売を始め、朝鮮方面まで航路を伸ばす |
1931年(昭和06年) | 大連航路開拓 |
1936年(昭和11年) | 耐火煉瓦輸送開始 |
1937年(昭和12年) | 榎本回漕店天津出張所開設 天津に日清商会を設立し、北京、青島に出張所開設(石油貿易、中国航路開設) |
1938年(昭和13年) | 日本鋼管(現 JFEスチール)と取引開始 |
1942年(昭和17年) | 企業統制令に基づき榎本回漕店を閉鎖し、東京機帆船運送株式会社を設立 榎本史郎が常務取締役営業部長に就任 |
1944年(昭和19年) | 東京機帆船運送が解散し、関東機帆船運送株式会社を設立 榎本史郎が常務取締役営業部長(沿海部)に就任 |
1946年(昭和21年)01月 | 榎本回漕店を再開、機帆船日新丸、日商丸、天正丸、開運丸を建造 |
1947年(昭和22年)07月 | 株式会社に改組 |
1948年(昭和23年)08月 | 大阪営業所を開設 |
1951年(昭和26年)08月 | 港湾運送事業法による艀運送事業登録 |
1952年(昭和27年)11月 | 木船運送事業登録 |
1957年(昭和32年)06月 | 木鉄船第二たから丸を建造 |
1958年(昭和33年)04月 | 榎本史郎が発起人代表となり関東沿海海運組合設立、副理事長に就任 全国海運組合連合会理事に就任 |
1960年(昭和35年)05月 | 鋼船えのき丸を建造 |
10月 | 下関出張所を開設 |
11月 | 名古屋出張所を開設 |
1961年(昭和36年)12月 | けやき丸を建造 中越パルプ工業と取引開始 |
1963年(昭和38年)04月 | 榎本史郎、関東沿海海運組合理事長に就任 |
1964年(昭和39年)06月 | さつき丸を建造 |
1965年(昭和40年)01月 | 内航海運業法に基づき内航海運業、内航運送取扱業、内航船舶貸渡業登録 |
1967年(昭和42年)03月 | ひのき丸を建造 |
1968年(昭和43年)03月 | さかき丸を建造 |
1971年(昭和46年)04月 | 榎本史郎、全国海運組合連合会副会長に就任 |
1973年(昭和48年)02月 | 二代目えのき丸を買船 |
1979年(昭和54年)02月 | 第二さつき丸を建造 |
07月 | 第三えのき丸を建造 |
1981年(昭和56年)05月 | 榎本匡史、関東沿海海運組合理事に就任 |
06月 | 榎本匡史(四代目)、代表取締役社長に就任 第八えのき丸を建造 |
1983年(昭和58年)05月 | 榎本匡史、関東沿海海運組合連合副理事長に就任 |
1986年(昭和61年)07月 | 榎本匡史、全国内航輸送海運組合監事に就任 |
1987年(昭和62年)03月 | 自動車運送取扱業登録 |
1989年(平成 元年)06月 | 榎本匡史、全国内航輸送海運組合理事に就任 |
1990年(平成02年)12月 | 第十一さかき丸を建造 |
1993年(平成05年)05月 | 第十えのき丸を建造 |
1994年(平成06年)05月 | 裕紀丸を建造 |
1996年(平成08年)01月 | 榎本充史(五代目)、代表取締役社長に就任 |
1997年(平成09年)05月 | 榎本充史、関東沿海海運組合理事に就任 |
06月 | 榎本充史、全国内航輸送海運組合理事に就任 |
2003年(平成15年)06月 | 榎本充史、全国内航輸送海運組合副会長に就任 |
2008年(平成20年)10月 | さつき丸を建造 |
2011年(平成23年)05月 | 榎本成男、関東沿海海運組合理事に就任 |
06月 | 榎本成男(六代目)、代表取締役社長に就任 全国内航輸送海運組合監事に就任 |
2012年(平成24年)05月 | 榎本成男、全国内航輸送海運組合理事に就任 |
2013年(平成25年)05月 | 榎本成男、関東沿海海運組合副理事長に就任 |
2015年(平成27年)05月 | 榎本成男、関東沿海海運組合理事長に就任 |
06月 | 榎本成男、全国海運組合連合会理事に就任 榎本成男、全国内航輸送海運組合副会長に就任 榎本成男、日本内航海運連合総連合会理事に就任 |
2023年(令和05年)03月 | 船員派遣事業取得 |
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